ひふみよBook&Coffee Standとは?

「ひふみよBook&Coffee Stand」は、本とコーヒーとおやつのお店。

でも、ただのブックカフェではありません。みなさんから頂いた大切な本をみなさんが自由に読む。

その場で読んでもいいし、お家に持って帰って読んでもいい。

そう、図書館のような移動ブックカフェです。

傍にコーヒー、傍におやつ、そして身近に本がある。

暮らしの一つにそんな場面が増えていくよう「ひふみよBook&Coffee Stand」は誕生しました。

ひふみよB&CSのもう一つの顔

本に親しみを覚えるほど、色々な感情や知識が蓄えられ、毎日の生活の豊かさに繋がっていくと思います。

でも、本を読むのは一人の時間、大切な時間ではあるけど、人と触れ合うことも少なくなってしまいます。

そこで図書館の役目が登場します。

例えば本を借りる時、その時にほんの少しだけでもお店の人との会話が生まれます。

そして返す時、その時もお店の人との会話が生まれます。

「ありがとう」の言葉かもしれませんし「こんにちは」の挨拶だけかもしれません。

でも、その一言の会話で繋がる気持ちがあると思います。

「ちょっとしたゆるいつながり」これがあるだけで、そこに小さなコミュニティができます。

なので、本を買う売る場ではなく、貸す借りる場にすれば、借りる時も返す時も必ず人に出会うことができます。

借りる時の気持ち、返す時の気持ちを大切にしたい場所です。

ひふみよB&CSの大きな構想

「ひふみよBook&Coffee Stand」には「小さな小さな商店街作り」という構想があります。

商店街には街には欠かせないたくさんの要素が詰まっているのに、今ではその商店街もとても少なくなって

きました。

商店街の良いところの一つに対面販売があります。

例えば八百屋さん。そこにある親子が買い物に行きました。

お母さんと3 歳ぐらいの子ども。八百屋のおばちゃんは愛想よくお母さんにも、もちろん子どもにも笑顔を

振りまいてくれます。しばらく通えば、子どもは、そのおばちゃんに顔も名前も覚えられ、小学生になって

も中学生になっても少し大人になっても、おばちゃんにとっては3 歳ぐらいの時の印象のまま、その子に接します。

対して子どもの方は、少し大人になっていくとそのおばちゃんの接し方に気恥ずかしさを覚えたり、時には煩

わしさを感じたりするかもせれません。でも、この気恥ずかしさや煩わしさがとても大切で、この記憶がある

まま大人になると、きっと懐かしくその時の気持ちを思い出す時がくると思います。その時に、この街に住ん

でいて良かったという思い、家族や友人以外にもこの街に自分のことを

知ってくれている人がいる安心感、一人ではなく、街のみんなと共に生活を

しているという気づきが生まれます。小さな頃からの「ゆるいつながり」が、

やがて自分の中で大きく大切になる時です。今、私たちの住んでいる街には、

こういった関係の保てる場はとてもとても少なくなっています。

「ひふみよBook&Coffee Stand」は、こういった形を作りたいと思い、まずはコーヒーと本から始めること

にしました。

コーヒーは、コミュニケーションの潤滑油として、本は、自分と街の文化を育てるための糧として。

そして小さな商店街構想。これは、コーヒー屋と図書館だけでは成り立ちません。

もしも何かを作るのが得意なら、何かを始めたいと思っているのなら、一緒にお店を出しませんか?

少しのお店でも、小さな商店街を作ることによって、そこには新たな「ゆるいつながり」が生まれるので。

やがてそれは、自分のお店を持つためのステップになるかもれません。もちろん無理しないで自分らしい

お店を持つためのアドバイスも実際のお店作りもお手伝いします。

小さな一つのお店が、街の中に一つ二つと増えていき、やがて商店街ができる。

親密ではなくてもゆるいゆるいつながりを持った街を一緒に作って行きましょう!

「ひふみよBook&Coffee Stand」が、固定の場所を構えず、移動としているのはそういう理由があるのです。

「僕らの街は僕らで作る」そのような気持ちを大事にしながら、 皆さんと共に街作りをして行きたいと思います。